ユーザー車検を自分で受ける前に!タイヤとワイパーは確認しよう
ユーザー車検を受けるには車の点検を自分で行う必要があります。
車にはさまざまな部品で構成されているので、それらを全て点検するのはプロの整備士でも不可能です。
車検の検査では車の全てを検査する訳ではなく特定の部分の検査を行うようになり項目も決まっています。
その検査のポイントを知っていれば車の点検も自分で行う事が可能なんです。
ではその点検するポイントの中で今回はタイヤとワイパーの点検を紹介していきます。
見るポイントを抑えて行えば簡単に出来て車検で指摘を受けないようになりますよ!
タイヤの点検
タイヤの点検では上画像の赤丸部分を点検します。
この部分はスリップサインと言われていてタイヤ溝に目印があります。
上の画像ではスリップサインがタイヤ溝よりも低いので、このタイヤ溝であれば問題なく検査には合格します。
ではこちらは
こちらは赤丸部分のスリップサインとタイヤ溝が同じぐらいになっていますので、このタイヤは検査に不合格になります。
ノーマルタイヤであれば、ユーザー車検で検査に合格するにはこのタイヤ溝を確認するだけで大丈夫です。
タイヤの溝がスリップサインよりも多くあれば車検で指摘を受ける事はないでしょう。
ついでにタイヤの点検も説明します。
タイヤの上画像のような亀裂があると整備工場によっては、「交換しないといけません」などと言われる事もあるのですが、このタイヤ溝面のヒビ割れは問題ありません。
危険なのは
タイヤ側面の亀裂は危険になるので上のような状態でしたらそろそろ交換した方がいいでしょう。
タイヤの側面部分はパンク修理なども出来ない個所で、タイヤでも一番弱い部分になります。なのでここが大きくキズ付いたり亀裂が入っている場合では交換を検討した方が良いでしょう。
その他にも
タイヤのバルブも点検しましょう。
バルブを指で軽く倒して見ると上の画像みたいに根本に亀裂がある場合はパンクの恐れがあるので交換が必要になります。
タイヤのパンクで点検してみたら何処にも釘などは刺さっていないのに空気が抜ける・・・
なんて時には意外にここのバルブが悪かったりもしますので、点検は怠らずにしていきましょう。
ユーザー車検で検査されるワイパーとウォッシャー液
ユーザー車検の検査ではワイパーゴムの検査とウォッシャー液の噴射状態も確認されます。
特にウォッシャー液なんてあまり使用する機会がないので意外にウォッシャー液が入っていなかったり、ウォッシャーノズルが詰まっていたりして作動しない状態にもなっているかもしれませんので、ユーザー車検にいく前には必ず確認しておきましょう。
ワイパーゴムの点検
上画像のようにワイパーゴムが切れていると検査不合格になりますので、この状態になっていたら交換しましょう。
交換する時はワイパーゴムだけではなくワイパーブレードごと交換しましょう。
何故かというとゴムだけの交換とブレードごとの交換では部品金額にあまり大差が少なくワイパー自体もブレードの付け根にガタが出やすいので一緒に交換した方がお得になります。
交換方法は
ここの部分に爪がありますので押してワイパーを下にスライドさせると外れます。
取り付けは下から上にスライドさせて「カチッ」となれば装着完了です!
ウォッシャー液の点検
ウォッシャー液は上画像のように噴射されれば検査には合格します。
しかしあまり使用しないウォッシャー液は結構詰まりやすい所でもあります。
万が一ウォッシャー液が噴射されない場合はウォッシャーノズルを清掃します。
このように細いマチ針などを使用してノズルを清掃してあげれば噴射するようになります。
以上でタイヤとワイパーの点検は完了です!
今回も目で確認するだけの簡単な点検なのでユーザー車検で合格させる為にもしっかり確認していきましょう。
このサイトではプロの整備士でプロの検査員がユーザー車検を受ける為に他には無い情報を発信していますので是非活用して下さい。