室内が排気ガス臭い場合には一度マフラーを点検してみて!
最近なんか室内が排気ガスの匂いがするような気がする・・・
そんな時には一度マフラーの点検をおすすめします!
クルマは長年の使用などで一番錆びやすいのが、高温になるマフラーなので、錆による腐食率が高いので年式が古くなってくると排気漏れの可能性が高くなります。
年式は古くなくても、下回りなどをこすったりした場合などでもマフラー自体に傷が付いてそこから錆が進行する場合もあります。
排気ガスの臭いの他にもマフラーが損傷すると排気「音」がいつもよりうるさく聞こえたりもします。
エンジンをかけたらいつもより「うるさい」!
そんな時はマフラーの異常が考えられますので、簡単に出来るマフラーの点検方法と最後に簡単補修方法を紹介します。
自分で出来るマフラーの点検
マフラーは上画像のようにエンジンから車の後ろまでの部品になります。
一つの部品に見えますが、マフラーはいくつかの部品で構成されています。
この中で腐食して穴が空いてしまうと高額になる部分は「触媒」といわれる部品になります。
この部品は白金などが使用されているので部品自体が高価なものになります。
比較的のこの触媒はマフラーでも腐食しにくい部品になり、排気漏れなどの心配はあまりないのですが、少し前の型のワゴンRスティングレーではここの、構造が悪くて熱がこもり走行していると触媒自体が真っ赤になり穴が空いてしまう車がありました。
スズキで延長保証修理で行えましたのでよかったですが、あまりここが穴が空くことはないのでまず他の部分から腐食する事が多いです。
マフラーの中でも上画像のようにマフラーパイプ部分は腐食して穴が空きやすいです。
さらに後ろの方にあるパイプに穴が空いてもマフラー音自体が変化しないので音でけでは分からない事が多いので、点検が必要になります。
ちなみに上画像のようにマフラー自体の腐食ではなくマフラー周りの遮熱板が腐食してしまうと車検では不合格になります。
マフラーを取り付けている部分も確認しましょう。
上画像のように取り付け部分が取れそうになっていたり、外れていると車検にも通りませんしマフラーを正常に支えてあげることが出来ないのでマフラーのツナギ目に負荷がかかり排気漏れの原因にもなります。
特にリヤエンジンの、「サンバー」や「アクティ」はマフラーの腐食が他の車に比べると多いので要注意です。
その他の腐食しやすい車としては、年式が10年以上経過、塩害、などの車は下回りに錆が発生しやすくなっていますのでマフラーの腐食が進んでいる可能性が高いので、少しジャッキアップして下回りを覗いたほうがいいでしょう。
排気漏れを起こしている箇所はススが付いて黒くなっているので、そういった箇所を見つけたら排気ガスが漏れていないか手を近づけて確認してみましょう。※マフラー自体は高温になるので触らないようにしてください。
万が一穴が空いていた場合は小さい穴でしたら捕集も可能です。
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こういったマフラー専用のパテがありますので、小さい穴でしたらふさがります。私の経験上ですが、小指程度の穴ぐらいはちゃんとふさがりましたが、それ以上になると一時的にはふさがりますがそのうちボロッと剥がれてしまいます。
なので小指以上の大きな穴が空いていたら素直に修理工場に依頼した方が良いでしょう。
マフラーはクルマの部品でも最も高熱になるので他の部分よりも錆びやすくなります、足回りに錆が多いような車は特に注意して点検した方が良いでしょう。