ブレーキパッド交換を知っていればユーザー車検は受けられる
クルマの重要な部分でもあるブレーキを自分で点検できたり交換も出来たりすれば、もうクルマのメンテナンス素人ではありません。
むしろブレーキ部分のメンテナンスが出来るかどうかで、これから整備工場に頼らないでも自分のクルマをメンテナンスしたりユーザー車検だって通す事が出来るようになります。
以前の記事でも紹介しましたが、整備工場とユーザー車検での最も違う部分は「ブレーキの点検」と紹介しました。
今回のブレーキパッドの交換方法をマスターしてもらえば、これから格段にあなたの整備レベルは上がります。
さらにここの点検が出来るようになるだけでも車のブレーキ故障を未然に防ぐ事ができますので、得られるメリットは大きいです。
今回はブレーキパッドの交換を紹介していきたいと思います。
この交換方法で使用する工具は
- マイナスドライバー
- メガネ(14)
この2点があればブレーキパッドの交換が出来てます。
特殊工具などは使用しません。
とても簡単にできる方法ですしブレーキパッドの交換が出来るようになればブレーキ点検だけではなく、メンテナンスも出来るよになりますので是非参考にして下さい。
自分で出来るブレーキパッドの交換方法
まずはブレーキの点検と同じでタイヤを外します。
ブレーキキャリパーの下側にあるボルトを外します。
キャリパーを上に上げると赤矢印部分がキャリパーピストンになります。
ブレーキパッドを交換するにはここの「ピストン」を縮めないと新しいブレーキパッドが入りません。通常はここを縮めるのに「特殊工具」を使用するのですが今回は使用しない方法を紹介します。
キャリパーピストンを特殊工具なしで戻す方法
キャリパーを一度下げてもとの位置にします。
ブレーキパッドの摩耗剤側からマイナスを差し込んでこじります。
赤い線の部分です。
じんわりとゆっくりこじることでキャリパーピストンが戻されていきます。
この時にエンジンルームにあるブレーキタンクからブレーキ液が溢れないように注意して下さい。
キャリパーピストンを戻すとキャリパー内部のブレーキオイルがブレーキタンクに戻されるので確認しながらキャリパーピストンを戻して下さい。
キャリパーピストンが戻ればこのようになります。さっきの赤矢印部分が縮まっていますよね。
このようになれば新しいブレーキパッドを入れても大丈夫です。
次はブレーキパッドを外します。
ブレーキパッドは外側に引っ張れば簡単に取り外せます。
新しいブレーキパッドにグリスを塗ります。赤丸部分です。
そして古いブレーキパッドに付いていた金属板を新しい方に付けます。
金属板の上にもグリスを塗ったらブレーキパッドを取り付けます。
後はブレーキキャリパーを下におろして下側のボルトを締め付けて完了です!
ここでブレーキぺダルを数回踏んであげましょう。
キャリパーピストンが正常な位置まで戻るのに数回はブレーキペダルを踏まないと戻らないので必ず踏んで下さい。
これをやらないと、最初はブレーキが効かなくて慌てます!
ブレーキペダルが固くなれば大丈夫です!
そしてブレーキオイルも確認して適量かどうかもチェックして下さい。
これでブレーキパッドの交換は完了になります!!
一度作業してみると簡単なのがわかりますよ!
今回は分かりやすくする為に、動画を載せておきましたので参考にして下さい。