ブレーキホースの交換時期を自分で簡単に点検する方法
クルマの装置の中でも最も重要な部分のブレーキ!
この部分の故障は最悪の事態を引き起こしてしまう可能性が高いので定期的な点検は欠かせません。
今回紹介するのは車検の点検項目にもある「ブレーキホース」の点検を紹介していきます。
以前に年式の古い日産サファリが、サイドブレーキの警告灯が点滅すると飛び込みで来店されて点検した所、フロント右のブレーキホースからオイルが漏れてタンクの液量が不足して警告灯が点滅していました。
ブレーキを踏むと見事に漏れている所から「ピュー」っと飛び出してくるのでわかりやすかったのですが、このような状態になってもブレーキ自体は効いていました。
もちろんブレーキオイルタンクのオイルが無くなれば完全にブレーキは効かなくなるので、残された装置はサイドブレーキのみ!!って状態になるので異常に気付いたらすぐに点検するのは本当に大事ですね!
点検と聞くと何か特別な方法で行うイメージを持つ方が多いですが、点検するポイントを知っていれば難しいことでは有りません。
目で確認するだけなので整備工場に任せることなく自分で出来ます。
さらに先ほどのような大きな漏れになる前に交換時期が分かるので、未然に防ぐ事ができますよ!
ブレーキオイル回路
ブレーキのオイルは上画像のようになっています。
ブレーキペダルを踏むとマスターシリンダーでブレーキオイルに圧力をかけてブレーキ配管やブレーキホースを通って各ブレーキにブレーキオイルを送り込みます。
今回点検するのは、このブレーキホース部分になります。
ブレーキホースなどからオイルが漏れてしまうと、ブレーキオイルが減少してブレーキ自体が効かなくなるのでとても危険です!
しかし実際にはブレーキホースが劣化して漏れが発生するまでには結構な年数が必要です。
塩害などがなければ10年ぐらいは問題なく使用できますのでしっかりと点検するポイントを確認して予防していきましょう。
自分で出来るブレーキホース点検
タイヤの裏を見ると上画像のようになっていると思います。
矢印部分がブレーキホースになります。
ここが湿っていたり、ヒビ割れなどがしていないかを確認します。
上の画像は特に漏れやヒビ割れもない状態の「正常なブレーキホース」です。
ブレーキホースのヒビ割れとはどのようなのか見ていきましょう。
上画像のようにブレーキホースに亀裂がないか確認します。
このような亀裂がある場合は交換時期なので取り換えた方がいいです。
ブレーキホース自体を指で押して曲げたりした方が亀裂が分かりやすくなりますのでホース自体を少し動かして見ましょう。
このようにブレーキオイルの漏れがないかも確認します。
ブレーキホース部分や継ぎ目部分を確認して湿っていないかを確認します。
見るポンントとしては各タイヤ付近のホース部分や継ぎ目で大丈夫です。
ブレーキホースは車体側の方では配管になっていますので、何かの事故や塩害などがない限りは配管部分は漏れたりしません。
タイヤの後ろを覗いて確認する程度で問題ありません。
ブレーキホースの確認プラス、ブレーキオイルの量の確認も一緒にしておきましょう。
ブレーキは車にとって重要な部分なので、必ず点検は怠らないようにしましょう!