PCVバルブ点検方法と故障した時の症状を解説
車検の点検項目にもある「メタ―リングバルブ」
そもそもメタ―リングバルブって何???
メタ―リングバルブはPCVバルブとも呼ばれます。
今回はPCVバルブ(メタ―リングバルブ)の点検について紹介していきます。
あまり聞きなれない名前で知らない方も多いかと思いますが、環境対策の装置です。
エンジンからは未燃焼ガスが発生しますので、そのガスを大気解放してしまうと環境に悪影響を及ぼすことになり、そういったガスを開放しないようする装置がブローバイガス還元装置になります。
ここの還元装置の一部がメタ―リングバルブになります。
これがブローバイガス還元装置になります。
エンジンの上あたりに「PCVパルブ」があると思いますが、これがメタ―リングバルブになります。
エンジン内で発生する未燃焼ガスをメタ―リングバルブを通りまたエンジン内に戻して燃焼させるようにしています。
自分でPCVバルブを点検する方法
上画像が実際のPCVバルブになります。
点検方法はここを外して、空気が一方方向だけに流れていれば良好です。
このようにホースを外して、引っ張れば抜けますので矢印の方向だけに空気が流れれば正常です。
このPCVバルブは未燃焼ガスはもちろんなのですが、吸気系でもあるので、ここの不具合によってアイドリングや白煙などにも繋がる場合があります。
エンジンアイドリング中にここから「カチャカチャ」音がする場合はPCVバルブ内部が壊れている可能性が高いので交換した方がいいでしょう。
またひどく汚れていたりする場合も交換をおすすめします。
外した時にこのような感じになっていたら交換しちゃいましょう!
部品代も高くないので1000円前後で購入できますよ。
PCVバルブに取り付いているホースもひび割れなどがないかもついでに点検しておきましょう。
以上でPCVバルブの点検は完了です。
PVCバルブは比較的に簡単に取り外し出来る場所に付いていますが、車種によっては外すまでに他の部品を外さないといけない場合があるので、自分では少し不安だなと思う時は控えた方が良いでしょう。
ここが故障しても重大な故障には繋がらないので無理はしないで自分の出来る範囲で点検していきましょう。