ユーザー車検で重要なブレーキ点検を出来るようになる方法
ユーザー車検で一番のネックになる部分が点検整備の部分だと思います。
車検には受かったけどその後のメンテナンスはどうしよう・・・
このまま車を乗っていても問題ないのか?
そんな不安もあると思います。
しかし別の記事でも紹介していますが、整備工場の車検とユーザー車検の一番の大きな点検の違いは「ブレーキの点検」になります。
つまりこのブレーキの点検が出来るようになれば、整備工場の車検との差を埋める事が出来ます。
しかし初心者がそんなブレーキの点検なんて出来るのか?
そう思うかもしれませんが、タイヤを外せる方であれば誰でも出来ます!
自分で出来るブレーキの点検
まずはタイヤを外します。
するとこのような部分が見えると思います。
これがブレーキの「キャリパー」といわれる部分です。
ここの真ん中あたりに穴が空いていますよね、
ここの穴を覗くとブレーキパッドの残量が確認できます。
内側と外側がありますので確認しましょう。
ちょっと見づらいので分かりやすくする為にキャリパーを上げると実際にはこのようになっています。
この矢印部分の残量を確認します。
ここの残量が2ミリ以下であればブレーキパッドの交換が必要になります。
キャリパーの穴からこの部分が確認出来ればブレーキパッドの点検は完了です。
それと一応ブレーキオイル漏れがないか確認しましょう。
点検はブレーキキャリパー部分が湿っていないか確認して、キャリパーに取り付いているホースの部分も湿っていないか確認しましょう。
この2点が確認できればブレーキの点検は完了です!
簡単ですよね♪
後ろのブレーキも同じように行えばいいのですが、車によってはキャリパーではなく「ドラム式」もあります。
このような感じの部分です。
これを引っ張ると
こういった部分が見えます※車種によってはドラムの真ん中にナットで止めているのもあります。
この3つの赤丸部分の左右の赤丸部分の残量を点検します。
この部品はブレーキライニングと言われる部品でフロントのブレーキパッドと一緒の役割を果たしています。
このライニングは新品でも5ミリぐらいしかないので残量は1mm前後の交換目安で問題ありません。
そして真ん中の赤丸部分ではブレーキオイルが漏れていないか確認します。画像のように乾いていれば問題ありません。
以上でブレーキの点検は完了です!
どうでしょうか?
工具もタイヤを外すものしか使用しませんし、確認するだけです。
これで本当にプロと同じ点検なのか?
そう思いますが、プロはここでブレーキの清掃と給油をします。
ブレーキにはダストがたまりやすくなっていますのでそれをエアーで吹き飛ばします。
そしてキャリパーとディスクパッドのあたる部分にグリスを塗って完了です!
さほど変わらないんです。もし気になるのであればエアブローでダストを飛ばしてグリスを塗ればいいだけです!
グリスの塗り方はブレーキパッドの交換方法の記事で紹介していますので参考にしてください。
【ブレーキパッド交換】
重要なのはこの時の「残量と漏れ」この確認が重要なのです。
この点検が出来るだけでブレーキの故障を未然に防ぐ事ができます。
そして残量が2ミリ以下になったらブレーキパッドを交換してあげればいいのですブレーキパッドの交換も簡単にできますよ!
このように自分でまずは出来る所を増やしていくのが一番いい方法だと思います。
いきなり「車の点検」なんて聞くと重く感じますが、今回の内容であればタイヤを外すだけで点検できる部分がある!
さらにその点検は車の最も重要なブレーキ!!
この点検が出来るようになるでけでもユーザー車検を自分で受けた後も自分の目で点検できるのでとても有効な点検だと思います。
是非自分で出来るメンテナンスを増やして車の維持費を節約しながら車を大切にしていきましょう!