バッテリー点検方法を確認して交換時期を見極めよう
クルマのバッテリー点検はガソリンスタンドや整備工場に任せっきりではないでしょうか?
どのように点検したらいいのかわからない?
そろそろ交換時期と言われたけどまだ使えるのではないか?
クルマの部品で大事な部分とは分かっているけど、実際の点検に関して疑問に思う所や分からない部分は結構ありますよね。
かといってそのまま放置していると・・・
仕事に行く前や出先でエンジンがかからない!!
なんてことにもなりかねないのでトラブルは極力避けたいですよね。
今回はそんなバッテリーの点検方法について紹介していきます。
まずバッテリーにはいくつか種類がありそのバッテリーによってメンテナンスもかわってきます。
バッテリーのメンテナンスが必要になるのは「開栓型バッテリー」になります。
【開栓型】
こういったバッテリーの上部分が開けることができて、ここからバッテリー液を補充します。
全部で6つのセルに分かれていますので、全てのセルに補充します。
しかしこういったバッテリーは少なくなってきており、今のバッテリーはメンテナンスフリーになっています。
【メンテナンスフリー】
バッテリーの上には開けられる部分はないのでこういったバッテリーは名前の通りメンテナンスが必要ないです。
つまり寿命を迎えるまで特にバッテリー液の補充などが必要ないので、交換時期だけを注意して点検してあげればOKという事になります。
自分で出来るバッテリーの点検方法
バッテリーを点検するには上のようなサーキットテスターが必要になります。価格も安くて1,500円前後で購入できるのでおすすめです。
何故おすすめかというと使い方を知っていればバッテリー意外にも幅広く使用できるので他にも使い道が出来てきます。
上画像のようなバッテリー専用の測定器があり、使い方も簡単な物がありますが、金額が高くなり5,000円〜10,000円以上になるので個人で使用するには少し費用をかけすぎる感じがしますし、なによりバッテリー専用の測定器なので他の使い道がありません。
クルマの平均使用年数は平均で10年間になり、そのうちバッテリーを交換する回数はおそらく数回程度ではないでしょうか。
使用回数が少ないのであれば、先ほど紹介したサーキットテスターで安く抑えてバッテリーを測定だけではなく、他の電気系統のも使用できるので、オルタネーターや配線などの「電圧」「抵抗」「電流」などの測定にも出来るので幅広く使う事ができます。
使い方も難しくありませんし、測定の仕方も簡単ですよ♪
バッテリーに負荷をかけた時の電圧を測定する
測定方法として一番良いのはエンジンをかけた時の電圧です。
バッテリーは負荷をかけて測定した方が内部抵抗がどのくらいなのかが分かります。
エンジンをかけた時(セルを回した時)の最小電圧を測定します。
- 9.6V以上は良好
- 9.6V以下9V以上は注意
- 9V以下は交換時期
このように12Vのバッテリーでも始動時では電圧降下して上のような電圧になります。
この時の電圧が9V以下は要注意レベルで交換時期と判断した方がいいです。
しかしバッテリーは、しばらく車のエンジンをかけていなかったりすると一時的に弱ってくる場合もあり、走行して充電すれば回復する時もあるので何回か測定して判断した方がいいのですが、判断が難しくて毎日何回も測定するのはちょっと疲れますよね(;´Д`)
そんな時には他のバッテリー測定器と合わせて使用すると効果的に測定出来ます。
これはめちゃ安くて200円前後で購入できちゃうんですよ♪
シガーソケット部分から電圧を測定してくれるので便利なアイテムなんです。
簡単に測定出来て便利なのですが、この測定ではバッテリーからシガーソケットまでの配線や、その他の電源などが妨げになって正確なバッテリー電圧測定ができない車もあります。
あくまでも一つの目安として判断するの使い方が良いので先ほどのサーキットテスターと併用して使用した方が効果的です。
例えば、普段と何も変わらない状態で「いつもより電圧が低い」などの異常は読み取れる事は出来るので、しばらく電圧が低い状態が続くようであればサーキットテスターでバッテリー点検してあげる使い方をすればピンポイントに測定が出来るようになるのでサポート的な役割として使う方が良さそうですね。
一番正確なバッテリーの測定は、やはりダイレクトにバッテリー端子部分で測定するのが間違いないです。
バッテリーの使用年数は?
ではバッテリーの使用年数はいつまでなのか?
これはバッテリーメーカーが一つの目安としているのが2年以上経過しているバッテリー。
バッテリーの保証で多いのが2年が一番多いかなと思いますが、2年経過したらすぐにバッテリーが上がってしまうのか?
というとそんなにすぐにダメになるバッテリーは実際にはありませんし、何の問題もなく5年以上交換していない方もいるかと思います。
なのであくまで交換目安になるので2年以上経過したら今回紹介した方法で自分で定期的に点検を行えば未然にバッテリー上りを防ぐ事ができますので参考にして下さい。