ショックアブソーバーのオイル漏れを確認して点検と対策をしてから車検を受けよう!
車検項目にもあるショックアブソーバーはもちろん不具合があれば車検には通りません。
よく言われるショックアブソーバーのオイル漏れとはどのような状態になっているのか?
自分のクルマは本当にオイル漏れているのか?
今回はショックアブソーバーについての点検方法を紹介していきますので、これが分かるようになれば、どういった状態が車検で指摘を受けるのかが分かるようになります。この記事で紹介しているショックアブソーバーの点検は、あくまでも車検目線での点検方法と対策になります。
ではそもそもショックアブソーバーとは何か???
簡単に説明すると車の衝撃を吸収してくれる装置になります。
車の足回りにはこのように各タイヤ付近にはスプリングが付いています。
このスプリングで衝撃を吸収するのですが、このスプリングだけですと安定感のないフワフワした感じになってしまいます。
そこでこのスプリングの中やスプリング付近に縦の棒みたいなのがありますよね?
これがショックアブソーバーになります。
このショックアブソーバーがあるとこによって衝撃が加わっても安定感のある走行が出来るようになります。
ここが悪くなると車の乗り心地がフワフワした感じになり、足回りから「ゴトゴト」と異音がするようになります。
異音が出てきたからといって他に何か支障をきたすのかというと、特に何かが外れる訳ではなく乗り心地が悪くなるだけなので走行不能になるなどの大きな故障には繋がりません。
しかし完璧にショックアブソーバーのオイルが抜け切るとスプリングだけの衝撃吸収になるので、直進時でもかなり安定しない走りになり停止時にはピョコピョコした動きになり室内は常に揺れる事になります。
乗り物酔いがしやすい方は一発でアウトになる感じの乗り心地になります。
自分で出来るショックアブソーバーの点検
ショックアブソーバーの構造は上画像のように中にはオイルが入っています。
経年劣化などでシール部分が傷んでくると、シールの隙間からオイルが漏れだすようになってしまい、ひどくなれば車検に通らなくなります。
では実際の点検するには、フロント部分ではタイヤ裏にあるのでハンドルを左右どちらかに目いっぱい切れば確認できます。
このようにスプリングの中にショックアブソーバーがあるのでオイル漏れの確認はちょっとしずらいように思いますが漏れてくると案外分かりやすいです。
こんな感じで湿っている部分が目視でハッキリと分かるようになるので、こうなると車検で指摘されてしまうので交換が必要になります。
ショックアブソーバーの交換は作業したことがない方であれば整備工場に任せた方がいいでしょう。
費用もそれなりにかかってきて、部品と工賃合わせて3万前後の費用がかかり、大きい車になればもっとかかります。
クラウンクラスですと部品だけで7〜8万したような気がします。
結構痛い出費になりますよね。
・・・が
ここで本当はダメなのですが
車検満了日が切れそうで直している時間が無い!
車検と他の出費が重なりどうしても修理費用が厳しい
今回の車検を最後に廃車にする!
2年後は乗る予定が無い!
という方には、本当はダメですが・・・ここの湿っている部分を拭き取ってしまうと車検には通るでしょう。
最初のショックアブソーバー画像で見てもわかると思いますが、オイルはそれほど大量には入っていないので中にあるオイルがある程度出てしまえば外には漏れなくなります。
なので拭きとってしまえば、車検は通ります。
ですがこの方法は本当はダメですよ!
ここは自己判断でお願いします。
車検を通す方でも、人によっては車の使い道などはさまざまなので不具合内容もしっかりと分かった上で判断して下さい。
出来れば交換がおすすめです!