クルマのブレーキマスター点検を自分でする方法
クルマの中でも特に重要になる「ブレーキ」
この部分に関しては必ず定期的に点検が必要ですし、何よりも故障した時の損害は命にかかわるレベルになるのでとても重要です。
今回は、そのブレーキの力を発生させる装置の「ブレーキマスター」の点検を紹介します。
ブレーキマスターって何???
あまり聞きなれないかもしれませんが、各ブレーキに力を与えている大本の部分になります。
ブレーキペダルを踏むとまずバキュームブースター(マスターバック)といわれる部分に力が加わり
そこで力を増幅させてマスターシリンダー(ブレーキマスター)に力が伝わります。
そしてブレーキマスターから各前輪後輪に力が送られて各ブレーキが作動する仕組みになります。
ブレーキの油圧を発生させている部品になるのでとても重要な部分ですね。
ではここの点検方法を見ていきましょう。
自分で出来るブレーキマスター点検
実際のブレーキマスターは上画像の赤丸部分になります。
ほとんどの車ではブレーキタンク下にブレーキマスターがあります。
ブレーキマスターが取り付いている所がマスターバックといわれている装置でブレーキペダルからの力をエンジン負圧の力を利用して力を増幅させている装置です。
マスターバックで力を増幅さてブレーキマスターに伝わります。
ここで点検するのはブレーキオイルの「漏れ」になります。
ブレーキマスターはほかのブレーキ部分より劣化する頻度は少ないですが、ブレーキオイルの交換を怠っていたりすると、劣化がすすみ寿命が短くなります。
ブレーキオイルが漏れてくると上画像のようにマスターバックの黒い塗装が剥がれてきます。
マスターバックが湿っていたり、上のように塗装が剥がれている場合はブレーキマスターからのオイル漏れが原因の可能性が高いのですが、たまに、整備工場でブレーキオイルの交換作業時にタンクからこぼしたりして、その後拭き取りしないで放置している車を見かけますので、こういった事も見分ける必要がるので一度ブレーキマスター周りをパーツクリーナーなどで綺麗に拭き取り湿りを取り除きます。
その後何回かブレーキペダルを踏み漏れが発生するかを確認します。
ここでまた湿ってくるようであればブレーキマスター自体の交換、又は修理が必要になります。
費用は修理なら1万円前後で出来ると思います。
ブレーキオイルが漏れているからといっていきなりブレーキ自体が効かなくなる事はありませんが、ブレーキオイルタンク内のオイルが無くなってしまうとブレーキ自体が効かなくなるので漏れが確認できた場合はタンク内の量もどのくらいあるのかで車の使用を控えた方が良いでしょう。
ブレーキ部分は車の中で最も重要になるので定期的に点検しましょう。
点検する部分は、とても見やすいので簡単に確認できますし見るだけなの点検なので是非一度正常なうちに自分の車を点検すると異常の状態が分かりやすくなりますよ!