パワーウィンドウの車検基準は?故障していたら車検で指摘される?
車の車検ではいろいろな基準があるので、自分で判断するのも難しと思います。
今回紹介するパワーウィンドウも、故障していたら車検に通らないのか?
そう思っている方もいると思います。
修理になればパワーウィンドウの修理費もかかってくるので車検を通すのに、さらに費用がかかる事になります。
どんな場合が車検に通らないのかを紹介していきます。
車検に通らないパワーウィンドウ個所は?
パワーウィンドウが全てのドアで故障する事はほとんどなく、どこか一か所の故障の場合が多いと思います。(もし全てのパワーウィンドウが動かない場合はコントロール系)
車検で通らなくなる恐れがあるのは、まずは運転席です。
ここが動作しないと、緊急時の脱出が出来なくなる為に安全確保が出来ないと判断されるので検査に不合格になります。
ではその他のパワーウィンドウはどのなのか?
運転席以外が故障していた場合では車検では指摘を受けません。
助手席や後方座席のパワーウィンドウは検査の対象にはならないので故障していても車検には通ります。
よってパワーウィンドウの故障で車検に通らなくなるのは運転席のみが指摘を受ける事になります。
車検ではパワーウィンドウの点検もするの?
では実際に車検場ではパワーウィンドウの点検を行うのか?
これには検査場や検査官によってさまざまです。
私も長年、車検場に持ち込んで通していた頃でもパワーウィンドウを下に操作して下げたりする検査官とパワーウィンドウの操作は全くしない検査官とその時で点検方法はさまざまです。
しかしこのパワーウィンドウを下げる行為は実はパワーウィンドウの動作確認よりも、ガラスにフィルムなどが貼り付けていないかを確認しています。
なので検査官が、「この車、いろいろいじってそうだから念入りに点検しようか」そう思ったら隅々まで点検してくるので見られる可能性も出てくるという訳です。
もしパワーウィンドウが故障して、どうしても修理に間に合わない場合はパワーウィンドウを閉じて検査をイチかバチかしてみると検査官がスルーすれば検査に通ってしまうので閉じたまま検査するのもひとつの方法かと思います。
パワーウィンドウの修理費用は?
運転席のパワーウィンドウが故障していたら修理する事も検討しなくてはいけません。
パワーウィンドウの修理費はどのくらいかかるのかというと車種によっても変わってきますが、部品代と工賃込みで5万円前後ぐらいかかります。
これはパワーウィンドウがオート機能付きや部品供給自体がモーターとレギュレター(ガラスを上下させる金属部品)が別々に用意されているものと、一緒になっている物では部品金額も変わってきますので金額に上下はあります。
さらに安くしたい場合では中古部品という手もありますが、あまりおすすめしません。
経年劣化でパワーウィンドウが故障したなら、中古品も同じ年数は経過しているのでまた使用しているうちに故障する確率が高い事が考えられます。
中古部品を採用する場合では年式が比較的に新しい時か何かの衝撃で壊れてしまった場合などで採用した方がいいでしょう。
パワーウィンドウ故障対策まとめ
ここまで説明してきたことをまとめると
- 車検時で通らないのは運転席
- 検査時でもチェックされない場合もある
- 修理費は比較的に高く5万前後は覚悟
- パワーウィンドウが全数使用できない場合はコントロール系
- 経年劣化の場合は中古は避ける
まずは自分の車がどのような状況なのかを調べて運転席の故障であれば修理見積もりぐらいは依頼して正確な修理金額と修理期間がどのくらいかかるのかを調べてから今後の車検を進めた方がいいでしょう。