ディーゼル車で車検を受ける時には注意するポイントがある!
ユーザー車検では検査コースを自分で通さないといけませんがガソリン車とディーゼル車では検査項目が少し変わってきます。
車の排気ガスからモクモクと黒煙が出ていませんか?
もし出ているとしたら要注意です!
ディーゼル車の検査をスムーズに通す為にも検査内容を事前にチェックして当日慌てないようにしていきましょう。
ディーゼル車とガソリン車の違い
ディール車はガソリンと違いエンジンの点火では火花を使用しません。
つまりスパークプラグは使用しないという事になります。
では一体どのように燃焼しているかというと、そもそもの燃料である軽油とガソリンでは特性が異なり
ガソリンは「引火」が有効でディーゼルでは「着火」が有効という特徴があります。
「引火」と「着火」とは簡単にいうと、
- 「引火」とは他の火種から燃え移り火がつく特徴。
- 「着火」とは火種を利用しないで高温になると自己着火する特徴があります。
ガソリンは引火に優れているので火花(スパークプラグ)で点火する!
ディーゼル車は着火に優れているので高温にして点火する!
こういった点火方式が全く違うので燃焼ガスも異なります。
ディーゼル車の排気ガス測定ポイント
では排気ガスがガソリン車とは違う事はわかっていただけたと思いますが実際の検査ではどのような検査をするかというと、オパシメーターと言われる特定器で検査されます。
ディーゼル車では検査コースの最初に排気ガスを測定します。
運輸局でディーゼル車の排気ガス測定は、検査官が実施してくれるので特に操作方法が分からなくても大丈夫ですが一応解説しておきますね。
【オパシメーター測定の流れ】
まずはオパシメーターをマフラーに装着してアクセル全開を2秒間
その後、アクセルを話して排気ガスを測定して「閾値値以下」(基準値)であれば終了!
閾値以上の場合は3回測定して平均値が基準内であれば合格になります。
ガソリン車と違い排気ガスの測定方法が念入りににされて、さらに基準も細かくなっています。
検査に持っていく前に空ぶかしをして黒煙などが出る場合は要注意です!
黒煙がもくもくと出るような時には検査で落ちる可能性が大なので対策が必要です。
ディーゼル車の排気ガス対策
ディーゼル車の排気ガスから黒煙モクモクと出る場合ではまずはエアクリーナーを清掃か交換をしてください。
黒煙が出る原因はエンジンの燃焼状態が悪い事で起こるのでまず簡単な方法としてエアークリーナーを点検する。
それでも変わらない場合は
こういった「アンチスモーク系」の燃料タンクから入れるタイプの商品が売っていますのでこちらが手軽に改善出来るのでおすすめです。
私も黒煙がモクモクでる、パジェロやデリカなどで一度検査で不合格になって車をアンチスモークを使用して通していました(;´Д`)
ただし注意点として、燃料タンクに入れてもすぐには効果を発揮しないので、出来れば検査に行く前に入れてから検査を受けた方がいいです。
以上がディーゼル車でユーザー車検を受ける時のポイントです。
ディーゼル車はガソリン車よりも走行距離が多い車があるので排気ガスで検査に落ちる確率は結構高いです。
特に古めの年式は要注意していかないと排気ガスで落ちてしまいます。
排気ガスを根本的な部分から改善となると燃料噴射ポンプの交換となりますので、高額修理になります。
燃料噴射ポンプを交換しなくても、今回紹介して方法であれば、ほとんど排気ガス検査はクリア出来ると思いますので参考にしてください。