ユーザー車検を受けた後に自分でする点検方法
ユーザー車検を自分で受けて新しい車検証とスッテカーを受け取る事が出来たら完了!?
ではないですよね!?
車検後は何も車の点検をしなくても良い訳ではないですよね。
車には定期的な点検が必要だという事は一般的に知られている事ですしユーザー車検をこれから受けようと考えている方でも気になる所だと思います。
さらにユーザー車検後はどういった内容の点検が必要になるのかも気になると思います。
ではこういったユーザー車検後の点検を自分で行うにはどのようにしていけばいいかを紹介していきます。
ユーザー車検で考えられる最大のデメリットとは!?
ユーザー車検の最大のメリットは車検費用を安く抑える事が出来る!!
これが最大のメリットですよね!
全国にある、格安車検と言われる車検業者でもユーザー車検には太刀打ちできない破格の車検費用になっています。
しかしその反面としてユーザー車検最大のデメリットと言えるものがあります。
整備業者とユーザー車検の最も大きい違いでありユーザー車検の最大のデメリットといってもいい「整備士のプロが点検していない」
ここがユーザー車検の最大のデメリットで、車検後も不安になる部分になります。
ユーザー車検後は整備業者に点検依頼する
ではユーザー車検のデメリットを補うのにユーザー車検を受けた後に整備業者に点検を任せるのはどうか?
もちろんこういった方法をとられる方もいると思いますが、これをすることによってユーザー車検の最大のメリットの車検費用を安く出来る部分の金額面に関係してくるので、はっきり言ってユーザー車検後に整備業者にわざわざ点検を出すなら最初から整備業者で車検をした方が手間もかかりませんし金額も対して変わらない事になるのでおすすめしません。
ではどうしたら良いのか?
一番の方法はユーザー車検をするなら車検後も自分で点検する方が良いです。
もちろん、車の知識が無い方でそんな事出来ないと考えている方もいると思いますが、車に関する全てを自分で点検する必要はありません。
今自分で出来る範囲内の点検をしていけば良いのです。
「自分で出来る点検は自分で行い」
「自分で無理な点検は整備業者にお願いする」方法を取れば点検費用を自分の力量次第で抑える事ができます。
さらにユーザー車検を受けて検査に合格された方なら、ある程度の車の知識はありますし自分で出来る点検部分も普通の方より広いと思います。
せっかく自分でユーザー車検を受けたのですから、これを機に自分の車を点検して自分で出来る点検方法を増やしていく事をおすすめします。
自分で車の点検が出来ない原因
自分で車の点検をしようと思うけどなかなか出来ない!
やりたいけどいろいろ必要な物が多いから出来ない!
そう思って点検をしない方は結構多いと思います。
多くの方が車の点検で思っている事は
- 車をリフトで上げて車の下回りを点検する
- 車の下にもぐって作業するから床が平らなコンクリート
- 高さがある大きなガレージ
- 高級なハンドツールやジャッキなど多数の工具
- エアーコンプレッサーなどエアーツール
このように大がかりな道具や建物をイメージされる事が多いと思います。
もちろんこれらが全て揃っていれば便利ですが無くても出来ます!
ちなみに私は前々職で勤めている所では出張整備や修理が多かったので、こんな設備環境がない場所で整備していました。
オイル交換エレメント交換、大型トラックのタイヤローテーションなどなど全部一人で行っていました。
出張整備なのでもちろんリフトなんてありません。
床なんてものもありませんし、下は「土」です。
それでも問題なく作業が出来ます。
というように多くの方は点検と聞くと大がかりなイメージをもっていて、なかなか自分には出来ないと思い込んでしまうものです。
- 工具がない
- 場所がない
とかを思うでしょうが、普通車の定期的な点検ぐらいでしたら、そんなに工具は必要ありません。
- ドライバー(+−)
- メガネ(8〜19)
これぐらいあればオイル交換も出来ますし、自分の車載工具のジャッキを使用すればブレーキパッドの交換も出来ます。
場所も先ほど話た通りに下が土でも大型のタイヤローテーションだって出来るので普通車であればもっと楽に出来ます。
自分で点検が出来ないと思っている原因のほとんどが点検に対しての思い込みでしかありません。
ユーザー車検後に自分で点検するポイント
ここまでで自分で点検出来ないのは環境のせいではない事に分かってもらえたかなと思います。
車を保有しているのであれば最低限の車のスペースがあるはずです、その場所さえあれば点検は出来ます。
では実際に点検をするにはどこを見ていけばいいのか?
この点検するポイントを知っていれば案外そんなに点検する所もなく大した作業もしない事が分かります。
車の点検のポイントは6つあります。
- エンジンルーム
- タイヤ
- 灯火回り
- ワイパー
- 下回り
- ブレーキ
では順番にどのような所を見るのか紹介していきます。
エンジンルーム
エンジンルームではまず油脂類を見ます。
- エンジンオイル
- ブレーキオイル
- 冷却水
- ウォッシャー液
- パワステオイル(現在では装着されていない車が多いので装備車両は点検)
- オートマオイル(現在ではメンテナンスフリーになっている車が多い)
自分のクルマに何があるか分からない場合はメンテナンスノートを確認すれば記載されています。
その他の点検では
- ベルト類
- エアークリーナー
※バッテリーはメンテナンスフリーが主流なので定期的に交換
エンジンルームの点検は出来れば1〜3か月に1回点検
【エンジンルームの点検記事はコチラ】
タイヤ
タイヤは空気圧はもちろんですが
- タイヤ溝の残量
- タイヤの亀裂
- タイヤバルブ
これらを確認する。
1〜3か月に1回点検
【タイヤの点検はコチラの記事】
灯火回り
車に装備されている灯火を確認。
1〜3か月に1回点検
【灯火周りの点検はコチラの記事】
ワイパー
ワイパーゴムが切れていないか確認
12か月ごとぐらいで点検
【ワイパーの点検はコチラの記事】
1〜3か月に1回点検
下回り
車の下から何か漏れがないかと各ブーツの確認
3〜6か月ごとに点検
【下回りの点検はコチラの記事】
ブレーキ
タイヤを外してディスクパッドの残量を確認。
6〜12か月ごとに点検
【ブレーキの点検はコチラの記事】
以上が点検のポイントになります。
この中で最も重要になるのはブレーキ部分です。
ここの残量が少なかったり、エンジンルームの点検でブレーキオイルが極端に少ないと何かしら異常があるので注意する必要があります。
ブレーキオイル定期的な交換も必要になるのでコチラの記事で紹介しています。
【ブレーキオイルの交換方法】
これだけでも定期的に点検していれば大きな事故に繋がる事はないのでポイントを抑えて効率良く点検していきましょう。
このサイトではユーザー車検を受ける為に必要な情報を載せています!プロの整備士でプロの検査員が他には無い情報を紹介していますので是非参考にして下さい。